NEVER17

友人から、ついに我が地元にメイド喫茶ができたとの報告を受けたので、
試しに行ってみました。


場所は駅から少し離れた路地の地下1階。
店に入るとメイドさんが元気良くご挨拶。
「お帰りなさいませ、ご主人様☆」
定番のご挨拶ですね。


店に入って、ファーストインプレッション。
店内暗っ!
雰囲気作りのために、照明落としてるんだろうけど、
これは逆効果のような気がします・・・。
次いで、無駄に席数多い。
どんだけの集客を望んでるのか知らないけど、
たかだかビルの1室ですからねぇ。
逆に混雑したらエライことになりそうな感じ。
そしてなにより1番は、休日の昼時だというのに


他に客が1人もいねぇ!


早くも前途多難・・・。


席に案内してもらって、店のシステムの説明をしてもらう。
昼は時間帯は、料金1450円でソフトドリンク飲み放題・・・但し40分制限付き。
まず、ドリンクの単品注文不可という設定の潔さに拍手。
そして、この喧嘩上等な価格設定にも拍手。


入店してから約10分経過。一向に客が来る気配なし・・・。
一緒に行った友人ととりあえず話をするも、徐々にギアがローにシフトしていく。
することのないメイドさんは、俺らの近くに待機。
何か話しかけなきゃいけないような気がするも、とりあえずスルー。
メイドA「お飲み物のお替りはいかがですか?」
俺「あぁ・・・じゃあコーラで・・・。」
数分後
メイドA「お待たせいたしました。・・・炭酸お好きなんですか?」
俺「ええ、まあ・・・結構飲みますね」
入店から約20分経過・・・未だ来客なし・・・。


数分後。
メイドB「お飲み物のお替りはいかがですか?」
俺「あぁ・・・じゃあメロンソーダで・・・。」
数分後
メイドB「お待たせいたしました。・・・炭酸系はお好きなんですか?」


・・・・・・ん?・・・・・
デジャブですか・・・orz
俺「ええ・・・まあ・・・そうですね・・・結構、好きで飲みますね」
ますますギアがローにシフトしていく。
そんな穏やかな土曜の昼下がり。・・・・・・・・援軍はまだか・・・。


ついに耐えかねて、メイドさんと話はじめる。
俺「この辺では初のメイド喫茶ですね」
メイド「そうなんですよねぇ☆よくメイド喫茶には行かれるんですか?」
友人「ええ、まあ。アキバの方で」
メイド「そうなんですかぁ☆どうですかぁ?他のお店と比べて☆」
俺「そうですね、結構いい店だと思いますよ。穴場的なw」
神様。嘘つきな俺を許してください。アーメン。


メイド「お住まいは近くなんですかぁ?」
友人「そうですね、近くです。」
メイド「本当ですかぁ☆じゃあ、これからもドンドン遊びに来てください☆」
俺「そうですね。また、来たいですねw」
社交辞令全開のおべんちゃらで返答。


友人「近所から働きに来られてるんですか?」
メイド「違いますよぉ☆私たちはメイドなので、ここに住んでるんですよぉ☆
普段はメイドのお部屋にいるんです☆」


・・・Do you live here?
・・・・・・ぉゃ?・・・面白いこと仰る娘ですねぇ。いや結構、結構。ハッハッハ。


友人「ちなみにおいくつなんですか?」
初対面の女性にその質問を投げかけるコイツもスゲェなぁと思う。
メイド「え〜。いくつに見えますかぁ☆」
流石。見事に教科書どおりの切り替えしを決めてこられる。
俺「いや、でも普通にお若く見えますよ?」
ちなみにコレは本心。
メイド「私たちは、メイドなので永遠の17歳です☆」










・・・・orz










メーデーメーデー。本部、至急応援を!至急応援を求む!
ついにギアはパーキング入りました。ここの駐車場は1時間幾らですか?


メイド「ちなみに永遠の16歳って娘もいますよ☆」
・・・その1歳の違いはなに
誰か教えてくれ・・・。


その後は、どうしてメイドになったのか、などの話題で会話しましたが、
俺は自分でも何がなんだかよく解んない返答をしてました・・・。


その後、居たたまれなくなった俺と友人は、そそくさと逃げるように出て行きました。
いやぁ、なかなか貴重なものを見れました。
気疲れと虚しさが残りましたが。
というか、客が気を使う店ってどうよ!?
ちなみに、俺らがいる間に客は1人も来なかったとさ。
めでたし、めでたし。